多汗症対策とボトックス・インフォレーゼ治療

多汗症対策としての手術の概要

多汗症の治療法を考えますと、多汗症の対策というのはいろんな方法があります。しかし、世の中の常として、どの方法にもメリット、デメリットがあります。ですから自分の症状・目的に合わせた適正な治療や対策ができることが大切になってきます。

多汗症対策には治療をするという考え方があります。治療には大きく手術が必要なもの、手術をしなくてもいいものに分けることができます。

多汗症対策で治療といわれると「手術しなければダメなのか」と思いがちですが、そんなことはありませんので安心してください。
手術をしてしまうと手術前に戻ることはできませんよね。また傷は目立たないとはいえ傷つけることには変わりありません。

ですから手術は基本的に最後の手段として考えるのがいいと思います。そのためには病院で受診して「手術しかありません」といわれたからといって諦めず、今はやりのセカンドオピニオン的に何ヵ所か回って見ると以外と別の治療法を提案してくるドクターがいるかもしれません。多汗症は命を落とす病気ではないので焦らずじっくり対策を考えましょう。

では、多汗症の手術には具体的にどういうものがあるのでしょうか?
代表的な物にボトックス注射という治療法があります。これはボツリヌス菌を体内に入れることで交換神経の活動を抑制し、汗腺の働きを一時的になりますがブロックするというものです。

また、ストレスなどの精神性が原因での発汗の場合は、不安、緊張などが原因となっている場合が大きいため、精神療法が効果的ではないかとされています。カウンセリングなどの精神療法をすることにより汗を抑制することが可能となる治療方法です。この場合はもちろん手術が必要ありません。